新幹線内で乗客3人が殺傷された事件は他人ごとではない!
こんにちは。まゆりんです。
神奈川県内を走行中の東海道新幹線内で、乗客の男女3人が刃物で殺傷された事件で、殺人未遂容疑で、現行犯逮捕された容疑者の母親は、「〇〇は、小さい頃から発達障害があり、大変育てにくい子でしたが、私なりに愛情をかけて育ててきました。」とコメントを出しました。
実は、私の社会人の息子も小さい頃から発達障害があり、大変育てにくい子でした。
親は完璧ではなく、限られた能力しかないので、子育てにおいて、正しい選択肢を選べるわけではありません。
私は、容疑者の両親を責めることはできません。
学校でいじめられた経験があると、暴力へと繋がる場合がある!
容疑者は、「むしゃくしゃしてやった。」「誰でもよかった。」と供述しました。
発達障害者の多くは、「周りと同じ事ができない。」「どうしても失敗してしまう。」「足を引っ張ってしまう。」「どうしても上手くいかない。」「周囲に同調できない。」の理由から目をつけられやすく、いじめの対象になりがちです。
学校でいじめられた経験があると、心的外傷になり、過去に受けた心の傷が、成長と共に憎しみに変わり、 憎しみは反抗や復讐心になり、暴力へと繋がる場合があります。
外では暴力は振るわず、家庭内のみで暴力を振るう家庭内暴力!
家庭内暴力の特徴として、外では暴力は、振るわず、家庭内のみで暴力を振るうことが多いです。
この暴力は、肉体的な暴力だけでなく、言葉による暴力、家財道具に向けての暴力も含まれます。
家の中で壁やドアを破ったりすることも、家庭内暴力なんです。
家庭内暴力を振るう場合、母親を対象とする家庭内暴力は6割、父親は1割となっています。
社会人の息子は、こだわりの強い発達障害者!
社会人の息子は、こだわりの強い発達障害者なため、そのこだわりの対象が「母親」である私に向けられます。
こだわりは、暴力・暴言・家財道具破損という形になって現れます。
社会人の息子が私に対する暴力・暴言・家財道具破損が始まったのは、大学生からなんです。
毎日毎日、「首を吊って早く死んでくれ。」「いつ死ぬの。」「人生終わらせて。」と、びっくりするような言葉が息子の口から飛び出します。
少しでも気に食わないことがあると、拳を振り上げ、私にかかってくるので、私は日常茶飯事、引っかき傷やあざが沢山あり、肋骨(ろっこつ)を2本折られたこともあります。
私は、毎日毎日、息子の暴力・暴言を受けるので、身に応えています。
社会人の息子は、小さい頃から10代後半まで非常におとなしく、気が弱いため、中学・高校・大学といじめられ続けました。
この過去に受けた心の傷が、成長と共に憎しみに変わり、憎しみは、親への反抗や復讐心になり、家庭内暴力へと繋がっているのかもしれません。
空き缶で、後頭部を強打され、出血多量で凄惨を極めた!
私は、息子から大きめの空き缶で、後頭部を強打され、顔や服に血が垂れ、大出血をした事があります。
頭皮は、体の皮膚のうちで最も血管が多いので、ちょっとした傷でも出血するため、慌てず圧迫止血をしました。
私は、頭の傷を覆うように清潔な布を当て、傷の周囲を強くおさえてから、最寄の病院へ歩いて行きました。
出血多量で凄惨を極めましたが、脳に異常はありませんでした。
脳挫傷(のうざしょう)、急性硬膜下血腫(きゅうせいこうまくかけっしゅ)、慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)の心配は、ありませんでした。
頭部外傷 した当日の 注意点
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・できるだけ安静にする。 ・振動は避ける。 ※乗り物に乗らない。 ※子どもの場合は、抱き上げて揺さぶったりしない。 ・食事は控えめにする。 ※万が一嘔吐(おうと)した場合、誤嚥(ごえん)及び窒息の危険。 ・アルコール類は飲まない。 ※病状が更に悪化。 |
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脳外科の 診察が必要 |
・意識が薄れたり、気を失う。 ・つじつまが合わない事を言う。 ※子どもの場合は、好きなテレビを見てもぼんやりする。 ・頭痛が酷くなる。 ・何度も吐く。 ・けいれんを起こす。 ・失禁する。 ・口がもつれる。 ・いつもと違った様子が見られる。 |
暴力・暴言・家財道具破損は「母親へのこだわり」!
成人してから母親に対する暴力・暴言・家財道具破損は「母親へのこだわり」なのかもしれません。
そして、思い通りに動かない母親に対して、癇癪(かんしゃく)を起こしている気がします。
それが、暴力・暴言・家財道具破損という形で出ているのだと私は思っています。
けれども、私は息子の「お気に入りの物」ではありません。
自分より体の大きい社会人の息子に毎日、毎日、暴力・暴言を受け続ければ、私はいつか殺されるかもしれません。
社会人の息子の様子を日々見ていて感じるのは、「息子の暴力・暴言・家財道具破損を、声かけ1つで変えていくのはとても難しいということです。
母親への内向きの方向をなくそうと努力するのではなく、外向きの方向を増やしていく必要があると思います。
家庭の外でも、自分の気持ちが言えたり、自分を受け入れてくれる場所をたくさん持てるようになれば、母親を思い通りにしたいという「こだわり行動」は、少しずつ薄れていくのではないかと私は信じています。
発達障害のこだわり行動!
発達障害によく見られる行動のひとつに「こだわり行動」というのがあり、ときに日常生活に困難さが生じてしまうことがあります。
発達障害の こだわり行動
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・指先が汚れるのを極端に嫌う。 ・偏食がある。 ・飛び跳ねたり、ぐるぐると回る(感覚遊び)。 ・駅名や電車など、特別な知識の習得に没頭する。 ・勝ち負けにこだわる。 ・同じ洋服を着たがる。 ・予定が変わると癇癪を起す。 ・ルールに厳しい。 |
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発達障害者は直列思考で判断するので騙されやすい!
発達障害者は、総合的判断ではなく、直列思考で判断するので、非常に騙されやすいです。
健常者は、多くの判断材料を並行して、吟味しますが発達障害者は、マルチタスクが苦手なので、一番重視する点だけを考え、それ以外のことまで頭を働かせることができません。
いつも勧誘されると言葉巧みに騙され、断ることが面倒になり契約してしまいます。
大学生の頃は、同級生にお金を貸して返してもらえなくて、先生に協力してもらい返してもらいました。
卒業後、またその同級生にお金をだまし取られましたが社会人なので回収できません。
〇〇宗教に勧誘され、私が〇〇新聞を断りました。
〇〇英会話スクールで次から次へと高額な教材を勧められ、私が〇〇英会話スクールを断りました。
1ヶ月100万円稼ぐ方法を教えてくれる情報商材 248,000円(税込)を勧められ、反対すると息子は家庭内で暴れました。
息子は、「東京で暮らしたいから、転職したい。」と積極的に就職活動をしていましたが、なかなか希望の会社に受からず、ジレンマから家庭内で暴れました。
私は、市役所へ行き、息子から受けている家庭内暴力について相談をすると、別居を勧められました。
息子は、知的障害ではなく発達障害なので普通に会社員をしています。
そのため、収入も安定しているので、次から次へと騙され続けます。
そのため、私は息子と別居することができないのです。
広汎性発達障害と診断された!
息子は、大学時代、精神科・心療内科の専門医に通院していましたが、現在は会社員で、通院も難しいのです。
仮に通院したところで発達障害が治るわけではありません。
息子の考えは、とにかく自分勝手で、大学時代、精神科・心療内科の専門医に広範性発達霜害(アスペルガー症候群)と診断結果を受けました。
危険を感じたら、一時的に避難、警察を呼ぶ!
社会人の息子は自分でうまく伝えられない、うまくできないなどのジレンマから家庭内で暴れます。
息子が望んでいるのは自分の暴力を黙って受け入れることではありません。
おそらく、コントロールできない感情を理解し、一緒にコントロールしてもらいたいのではないでしょうか?
私は、息子のひどい暴力に身の危険を感じた時は、一時的に実家に帰省するようにしています。
先日、息子に頸椎(けいつい)を殴打されたとき、殺されると思い、初めて110番通報をしてみました。
するとパトカーが2台、6人の警察官が来て、息子は、厳重注意処分になりました。
私は、身の危険を感じ、やむを得ず、110番通報したものの息子の逮捕を望んではいません。
警察官に「息子を逮捕してほしいなら逮捕してあげるけどそうではないなら、身の危険を感じた時は、110番通報してください。」「また厳重注意します。」と言われたので、ホッとしました。
抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)!
警察官に「漢方薬を医師に処方して貰ったらいいのではないか。」と提案されたので、息子は医師に相談すると抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)を出してもらいました。
「血(けつ)」が不足していたり、「気」「血(けつ)」のバランスが悪いと、ストレスを受けやすく、「気」がうまくめぐらなくなります。
するとちょっとしたことで神経が高ぶるなど、いわゆる神経質な状態になりやすいと考えられます。
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)は、イライラを抑えられない人の自律神経のはたらきを調整し、症状を改善させます。
また、胃腸のはたらきを助ける生薬が配合されているため、ストレスで胃腸に症状が出やすい人に適しています。
息子は、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)を飲むと少し落ち着いたように感じられます。
もし私が亡くなってしまったら、もし私が話題の映画「八重子のハミング」のように若年性アルツハイマーを発症したら、広範性発達霜害(アスペルガー症候群)の息子は、今後どうなるのでしょうか?
まとめ
社会人の息子が小さいときは、ただただその時、育てることに精一杯でしたが、高齢の両親の事や私自身の老後が心配になってきました。
息子は、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)を飲むと少し落ち着いたように感じられます。
東京都に転居したことで、気分転換になり、新境地を開拓することで、少しずつ社会人の息子が成長することを見守りたいです。