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上流階級の女性を魅了したラウル・デュフィ テキスタイルデザイン展!

上流階級の女性を魅了したラウル・デュフィ テキスタイルデザイン展!

こんにちは。まゆりんです。

画家ラウル・デュフィ(1877-1953)は、華やかで明るい色彩と軽妙な筆致の作品で、現代でも多くの人々を惹きつけています。

陽光があふれる穏やかな 南仏の海と活気ある室内を描いた「ニースの窓辺」をはじめ、音楽や社交をテーマとした油彩画など、生きる喜びに満ちた作品を描いたラウル・デュフィ

絵画制作に加えて、リヨンの絹織物製造業ビアンキーニ=フェリエ社のために1912年から28年までテキスタイルのデザインを提供していました。

ラウル・デュフィによる鮮やかな色彩と大胆なモチーフの布地は、上流階級の女性たちを魅了し大評判となりました。

 

 

 

ラウル・デュフィのテキスタイル・デザイン関連作品を一堂に展示! 

ラウル・デュフィ テキスタイルデザイン展では、モダンで優美な絵画と、 モードの帝王ポール・ポワレが重用した絹織物を含む、ラウル・デュフィのテキスタイル・デザイン関連作品を一堂に展示していました。

会場では ビアンキーニ=フェリエ社のアーカイヴを引き継いだデュフィビアンキーニから出品されるデザイン原画や下絵、オリジナルテキスタイル、 プリント生地の為の試し刷り、そして復刻生産されたテキスタイルによる衣装作品などを紹介していました。

絵画とテキスタイル・デザインという二つの 表現媒体を軽やかに越境しながら生み出された作品群を展観し、画家が目指した表現の本質と、ラウル・デュフィの作品に付随する装飾性の意義を理解することができたような気がします。

 

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ラウル・デュフィ テキスタイルデザイン展のみどころ!

初期から晩年までのラウル・デュフィの優れた絵画作品 美術学校時代の優品≪グラン・ブルヴァールのカーニヴァル≫から晩年の≪花束≫まで、代表的な作例が16点出品され感激しました。

 

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ラウル・デュフィ テキスタイル

デザイン展

みどころ①

・初期から晩年までのデュフィの優れた絵画作品 美術学校時代の優品≪グラン・ブルヴァールのカーニヴァル≫から晩年の≪花束≫まで、代表的な作例が16点出品されます。

・まばゆい海、窓や画中画の効果が印象的な室内、そして≪黄色いコンソール≫をはじめとする一連の音楽をテーマにした絵画など、国内の貴重なコレクションによってラウル・デュフィの画業の足跡をお目にかけます。

ラウル・デュフィ テキスタイル

デザイン展

みどころ②

・ラウル・デュフィのテキスタイル・デザイン関連作品と資料が多数出品。

・ラウル・デュフィビアンキーニ=フェリエ社のために手がけた布地のデザイン原画や下絵、当時のオリジナルの絹織物、版木や見本帳など116点が並びます。

・ポール・ポワレの衣装にも使用された生地≪貝殻と海の馬≫や、≪象〔デザイン原画〕≫などの作品に注目。

ラウル・デュフィ テキスタイル

デザイン展

みどころ③

・ラウル・デュフィ デザインのテキスタイルを使用した衣装作品20点。

・ポール・ポワレ原案のドレスをモンジ・ギバンが現代的に解釈して制作した衣装。

クリスチャン・ラクロワやオリヴィエ・ラピドスがラウル・デュフィデザインの布地を使用して生み出したあでやかなドレス。

・英国の舞台衣装デザイナー、アンソニー・パウエルによる「マイ・フェア・レディ」の衣装。

 

ラウル・デュフィデザインのテキスタイルを使用した衣装作品20点もあり感激しました。

 

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ラウル・デュフィビアンキーニ=フェリエ社のために手がけた布地のデザイン原画や下絵、当時のオリジナルの絹織物、版木や見本帳など116点が並んでいました。

 

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ラウル・デュフィは、1920年前後にまばゆい光があふれる南仏のヴァンスに滞在して制作に没頭しました。

 

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ラウル・デュフィは、その過程で光とフォルム、色に開眼し、独自の画風を獲得しました。

 

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明るい色調とやわらいだ軽快な輪郭線、そして全体が優しく調和する絵画です。

 

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光と活気がみなぎる穏やかな海や、リズム感と一体感を感じるコンサートホール、着飾る個性的な人物など、人生の楽しみ、生きる喜びがラウル・デュフィによって明朗に歌い上げられていました。

 

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ラウル・デュフィは1910年に詩人のアポリネールの依頼により、『動物詩集またはオルフェウスの行列』への挿絵を木版画で制作しました。

 

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ラウル・デュフィよって作られたドラマチックな明暗表現とモダンで簡潔な構図はたいへん洗練されたものでした。

 

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テキスタイル・デザインの仕事に関心を高めていたラウル・デュフィは、リヨンにあるビアンキーニ=フェリエ社と1912年に契約し、布地の図案を提供することになりました。

 

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第1章 絵画 生きる喜び

陽光、海、そして音楽 画業の形成期は印象派フォーヴィスムセザンヌの影響を受け、時代の空気に反応した作品を制作しながら、表現の革新を続けたデュフィ

ラウル・デュフィは、1920年前後にまばゆい光があふれる南仏のヴァンスに滞在して制作に没頭しました。

その過程で光とフォルム、色に開眼し、独自の画風を獲得します。

明るい色調とやわらいだ軽快な輪郭線、そして全体が優しく調和する絵画です。

光と活気がみなぎる穏やかな海や、リズム感と一体感を感じるコンサートホール、着飾る個性的な人物など、人生の楽しみ、生きる喜びが明朗に歌い上げられています。

第2章 モードとの出会い

ラウル・デュフィは1910年に詩人のアポリネールの依頼により、『動物詩集またはオルフェウスの行列』への挿絵を木版画で制作します。

そこで見られるドラマチックな明暗表現とモダンで簡潔な構図はたいへん洗練されたものでした。

その頃すでに知人であったファッション・デザイナーのポール・ポワレは、デュフィによるこうしたグラフィックの仕事を評価して、自身の店のレターヘッド他を発注するばかりか、テキスタイル制作所を設立し、ラウル・デュフィと布地の共同開発を始めました。

この活動は短期間のものでしたが、テキスタイル・デザインの仕事に関心を高めていたラウル・デュフィは、リヨンにあるビアンキーニ=フェリエ社と1912年に契約し、布地の図案を提供することになります。

第3章 花々と昆虫

1912年から1928年までの16年の間、本格的にテキスタイル・デザインに取り組んだラウル・デュフィ

布地の仕事への挑戦を通して、ラウル・デュフィは絵画制作でも展開することとなる重要な手法を得ます。

それは、色彩と輪郭線が依存しあわず、共に自律して画面上で調和する、ラウル・デュフィならではの絵画の発展にもつながる重要な活動でした。

 第4章 モダニティ

自然界から着想を得た作例のみならず、パーティーの情景や、スポーツをする人々といった近代的なテーマが色鮮やかに布地にも登場します。

ラウル・デュフィの絵画にもたびたび登場する都市生活の様子が、明快な色使いと簡潔ながらもストーリー性を感じさせる構図でまとめられ、テキスタイル・デザインにいっそう新しい境地を開拓しています。

「あなたと同様に私たちも、モダン・スタイルのプリント生地には大いに期待できると思っています」とシャルル・ビアンキーニがデュフィに1919年に書き送っていることから、両者はおなじ志向をもってテキスタイル・デザインの改革を目指したことがわかります。

 

ラウル・デュフィは、1912年から1928年までの16年の間、本格的にテキスタイル・デザインに取り組みました。

 

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布地の仕事への挑戦を通して、ラウル・デュフィは絵画制作でも展開することとなる重要な手法を得ました。

 

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色彩と輪郭線が依存しあわず、共に自律して画面上で調和する、ラウル・デュフィならではの絵画の発展にもつながる重要な活動でした。

 

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ラウル・デュフィの作品は、自然界から着想を得た作例のみならず、パーティーの情景や、スポーツをする人々といった近代的なテーマが色鮮やかに布地にも登場しました。

 

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「あなたと同様に私たちも、モダン・スタイルのプリント生地には大いに期待できると思っています」とシャルル・ビアンキーニがラウル・デュフィに1919年に書き送りました。

シャルル・ビアンキーニとラウル・デュフィはおなじ志向をもってテキスタイル・デザインの改革を目指したことがわかりました。

 

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文化服飾学院広島校の特別展示の方がフォトジェニックなドレス!

ラウル・デュフィ テキスタイルデザイン展の中に、文化服飾学院広島校の特別展示もありました。

文化服飾学院広島校って有名スタイリスト、ファッションデザイナーを数多く輩出するファッション専門学校なんです。

個人的意見ですが、ラウル・デュフィ テキスタイルデザインよりも文化服飾学院広島校学生の作品の方がフォトジェニックなドレスだと思いました。

 

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まとめ

2020年1月25日(土)~3月29日(日)松本市美術館ラウル・デュフィ テキスタイルデザイン展が開催されます。

長野県にある松本市美術館ではどのような作品が展示されるのか関心があります。

 

施設名

松本市美術館

住所

〒390-0811

長野県松本市中央4-2-22

電話番号

0263-39-7400

 

展示会好きな私は、じゃらんnet をよく利用しています。

 

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