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1993年の真田広之・桜井幸子「高校教師」のエリーゼ!

1993年の真田広之桜井幸子「高校教師」のエリーゼ

こんにちは。まゆりんです。

「高校教師」(こうこうきょうし)は、1993年1月8日から3月19日まで毎週金曜日22時からTBS系の「金曜ドラマ」枠で放送されました。

教師と生徒の恋愛や同性愛、強姦や近親相姦、自殺など、当時すでに問題となっていた「社会的タブー」を真正面から扱った作品として、大きな反響を呼びました。

「登場人物らの背景に何があるのか」「最終回の結末はどうなったのか」など、サスペンスの要素を織り込んだことも、「高校教師」の人気に拍車をかけました。

 

 

キスシーンがなく、性的なシーンも含めて、全て連想させるだけにとどめた演出!

「高校教師」の原作・企画・脚本を担当した野島伸司から「近親相姦」をテーマとした作品が提案されましたが、伊藤一尋プロデューサーは嫌悪感を抱いていました。

でも野島伸司の「ギリシャ神話のような作品を作りたい」という言葉に感銘を受け、直接的な性的描写を抑えた、繊細で透明感のある作品づくりを目指しました。
「高校教師」では、真田広之が演じる主人公の教師、羽村隆夫と婚約者の三沢千秋、羽村隆夫を慕う教育実習生の田辺里佳との大人同士を除いてキスシーンがなく、性的なシーンも含めて、全て連想させるだけにとどめた演出でした。
 

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高校教師

原作・企画・脚本・演出

原作・企画・脚本:野島伸司
演出:鴨下信一吉田健・森山享・小池唯

高校教師

出演者

真田広之
桜井幸子
赤井英和
山下容莉枝
京本政樹
持田真樹
峰岸徹
中村栄美子
渡辺典子
黒田アーサー
小坂一也

高校教師

オープニング・エンディング・プロデューサー・制作

オープニング:森田童子「ぼくたちの失敗」
エンディング:森田童子「ぼくたちの失敗」
プロデューサー:伊藤一尋
制作:TBS

 

「高校教師」は、テレビドラマとしては珍しく、ドラマの撮影前にシナリオが全て完成していたので出演者は、登場人物の運命や世界観などを完全に理解して演技することができました。 

 

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繊細で温厚、良識的な性格の教師の人生を狂わせていく、無垢な魂を持った少女!

無垢な魂を持った少女、二宮 繭との無償の愛の数々に、教師、羽村隆夫は自らの人生を狂わせていきます。

 

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ヒロイン役の二宮繭は当初、観月ありさを予定していましたが、台本の内容に賛同を得られなかったため、桜井幸子に変更されました。

二宮繭は一見、明るく自由奔放な性格ですが、陰のある女子高生なので、透明感や神秘性を感じる桜井幸子が合っています。

観月ありさは魅力的な女優ですがこの役は、桜井幸子以外には考えられません。

 

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羽村 隆夫

(真田広之)

・出生地と実家は新潟県で、家族構成は両親と兄。

・父親は病弱で肝臓病を患っている。

・もともとは大学の研究室で三沢教授の助手をしていたが、三沢教授の娘の千秋と婚約直後、教授の紹介で日向女子高校へ理科の講師(科目は生物)として赴任。

・年度末である3月で契約を終え、研究室に戻るつもりでいたが、千秋の本心を知って破談になった直後、実は教授から疎まれており、千秋との縁談は論文を盗作したことへの口封じであったことと、結婚していても研究室へは復帰できなかったことが露見する。

・運動は苦手だが、一時期はバスケットボール部の顧問をしていた。

・孤独な一面を持ち、繊細で温厚、良識的な性格であったが、二宮繭との出会いで変化していく。

・自分の都合が悪くなると意見すら言えないほど沈黙を決め込んだり、時には奇声を発して暴れたりするなど、精神的に幼い一面もある。

・終盤では空港で二宮 耕介をノミで刺した。

・実家のある新潟へ二宮 繭とともに逃亡する。

 二宮 繭
(桜井幸子)

・一見、明るく自由奔放な性格だが、陰のある高校二年生。

・ブルボンのエリーゼが大好物。

・定期券の期限切れで駅員に注意されていた時に羽村 隆夫に助けられる。

・初対面時から羽村 隆夫に付きまとい、突発的な行動も見られる。

・嫌われたりいじめられたりしている様子は見られないが、相沢直子以外に友人はおらず、クラスでは半ば孤立している。

・父子家庭で父親と2人暮らしで、母親は15歳の時に心臓病で亡くした。

・なぜか母親は、闘病中に二宮 繭を憎んでいた。

・母親が亡くなる数年前から、父親からの倒錯的な溺愛に悩む。

・運動神経は抜群で持久走では先頭に立つほどであるが、自称「家庭科は得意」というものの、裁縫に関しては指を絆創膏だらけにしてしまうほどであり、器用とはいえない。

・終盤で父親と海外に引っ越そうとするが、空港に現れた羽村 隆夫が父親を刺し、重傷を負った父親の希望で自宅へ戻ることになる。

 

「高校教師」は、11話で完結しましたがそれぞれが刺激的な内容でした。

 

高校教師

 

・禁断の愛と知らずに

嘆きの天使

・同性愛

・僕のために泣いてくれた

・衝撃の一夜

・別れのバレンタイン

狂った果実

・隠された絆

・禁断の愛を越えて

・僕たちの失敗

・永遠の眠りの中で

 

相沢直子を強姦する教師、藤村知樹の役を演じた京本政樹は、それまでは「必殺仕事人V」など時代劇俳優としてのイメージが強かったです。

でも、「高校教師」では、狂気じみた役どころを演じてイメージを一変させました。

 

新庄 徹

(赤井英和)

羽村 隆夫の同僚で、担当は保健体育教師、剣道部の顧問をしている。

・離婚歴があり、元妻との間の1人息子の新庄 貴広とアパートで2人暮らしをしている。

・関西出身のためか、常に関西弁で話し、ラーメンが好物で外食ではラーメン屋に足を運ぶことが度々ある。

・学校での昼食は日清ラ王を食べることが多く、甘いものは苦手。

・生徒に息子を負傷させられた過去を持ち、そのトラウマから口より先に手が出る暴力教師として生徒たちから恐れられている。

・女子生徒に絡んでいた男に鉄拳制裁で締め上げるほど腕っぷしも強いが、それゆえに体罰が原因で懲戒免職された過去を持っていて、教員免許を剥奪されかねない状況にある。

・生徒や教師に対しても同様で、パーマをかけていた生徒に対しては強引に洗髪までさせて是正を指導する。

羽村 隆夫が二宮 繭と無断外泊した時には教師として軽率な行動をしたことで殴ったこともある。

・根は情に厚く、思いやりのある心優しい性格で、息子の新庄 貴広に対しても深い愛情を注いでいる。

羽村 隆夫をはじめ、藤村 知樹に強姦されて心を閉ざしていた相沢 直子のことも気にかけ、良き理解者として接する心の支えともいえる存在である。

・時々相沢 直子からからかわれたりするなど、愛嬌のある人柄。

・離婚した妻は大手証券会社の部長と再婚し、前妻との間で新庄 貴広の親権を争っていたが、敗訴し、新庄 貴広は妻の元に引き取られる。

・藤村 知樹に暴行を加え、謹慎処分となるが結局は辞職し、建設会社に転職し、現場作業員に転身した。

藤村 知樹

(京本政樹)

羽村 隆夫の同僚で、担当教科は英語、テニス部の顧問を務め、端整なルックスから生徒たちのアイドル的存在。

・皮肉屋ながら優れた教育論を掲げ、羽村 隆夫の良き理解者として振る舞っている。

・裏では生徒数名を強姦し、それをビデオに撮影するという異常性を持つ。

・被害者の1人である相沢 直子に対してはビデオテープをネタに交際を強要し、妊娠にも追い込むが、中絶されたことから執拗な脅迫を行う。

・相沢 直子が二宮 繭にビデオテープを奪うことを依頼する。

・二宮 繭は藤村 知樹のロッカーから奪ったビデオテープを新庄 徹の机に置き、それを手にした新庄 徹が羽村 隆夫とともにそのビデオを見たことで悪事が露見する。

・翌日、藤村 知樹のロッカーを破壊したのは相沢 直子と思い込み相沢 直子を暴行する。

・激昂した新庄 徹から暴行を受け、全治1ヶ月の重傷を負う。

・歪んだ己の信念を正当化する言動を繰り返していたが、最後は相沢 直子のしたたかな意志と訴えに敗北する格好となり、新庄 徹への刑事告訴を取り下げる。

 

ヒロインの親友、相沢直子は、教師にレイプされる役柄ということから、当初依頼していた何人かの女優に出演拒否され、最終的に持田真樹が担当することになりました。

 

相沢直子

(持田真樹)

・二宮 繭の同級生、親友でポニーテールが特徴的な美少女。

・母子家庭でスナックを経営する母親と二人暮らし。

・元々は藤村 知樹のファンだったが、藤村 知樹から強姦され、3日間の休校に追い込まれる。

・藤村 知樹から強姦の様子を撮影したビデオテープをネタに関係を強要され、一人で悩みを抱えていたが、新庄 徹との接触で次第に自信を取り戻すとともに慕うようになる。

・新庄 徹の自宅に足を運ぶこともあり、息子である新庄 貴広の母親代わり的な存在にもなっている。

・運動は苦手な方であるが廃部寸前だった新庄 徹が顧問を務める剣道部に入部。

・不満を漏らしつつも回を追うごとに上達していった。

・その後、藤村 知樹の子どもを妊娠し、新庄 徹に泣きついて中絶する。

・藤村 知樹の根本は変わらず、執拗な脅迫を受け、藤村 知樹のロッカー破壊の濡れ衣で暴行を受ける。

・新庄 徹が藤村 知樹に暴行し、入院に追い込んだことで事なきを得たが、新庄 徹が辞職したことで剣道の夢は絶たれてしまう。

・底抜けに明るい性格で時には下ネタを口にすることもあるが、下ネタを振られることに対しては快く思っていない。

・一方、二宮 繭と新庄父子以外には心を開かない一面もある。

二宮 耕介

( 峰岸徹)

・二宮 繭の父親で著名な彫刻家。

・芸術家として優れた才能を持ち、高く評価されているが、自身の健康面には無頓着で、病魔に冒され余命幾許もない状態。

・偏執狂的な一面を持ち、2年前に妻を亡くして以来、娘にすがり束縛しようとする。

・娘の二宮 繭との近親相姦の関係にあることを匂わせるような描写もある。

羽村 隆夫に対しては敵視していたが、その後、羽村 隆夫にノミで刺されてしまい、自宅を放火して焼死する。

 

森田童子の主題歌・挿入歌は、「高校教師」に採用されたことで大ヒット!

曲は旧作ですが、「高校教師」に採用されたことで大ヒットとなりました。

主題歌は、森田童子の「ぼくたちの失敗」で詩の内容が儚げで、「高校教師」の内容に大変合っていました。

森田童子は芸名、本名は非公開、実生活についても公表せず、作詞した歌詞の内容もありのままの実体験ではなく願望を投影したものです。

普段も寡黙で、独特の世界観を表現した作品に生活感を滲ませることを避けていました。

森田童子は、2018年4月24日、66歳でお亡くなりになりました。

ご冥福をお祈り致します。

 

主題歌・挿入歌 主題歌:森田童子「ぼくたちの失敗」
挿入歌:森田童子
「男のくせに泣いてくれた」(第4話エンディング)
「G線上にひとり」(第5話エンディング)
「ぼくが君の思い出になってあげよう」(第7話エンディング)
「君と淋しい風になる」(第8話エンディング)
「君は変わっちゃたネ」(第9話オープニング)

 

 

ブルボンのエリーゼを見ると今でも「高校教師」の二宮 繭を思い出す!

ブルボンのエリーゼは、スティック状のウェハースの中にチョコレートが入ったお菓子。

コクのあるチョコクリームとまろやかなホワイトクリーム、サクッと軽い歯ざわりのウエハースが絶妙な味わい。

 

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私は、今でもブルボンのエリーゼを見つけると「高校教師」を思い出します。

二宮 繭の「私、このお菓子好き」というセリフが忘れられません。

 

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まとめ

「高校教師」の最終回「永遠の眠りの中で」では、二宮 繭が知っているはずも間に合うはずもない羽村隆夫の乗る電車に、突如として現れます。

ラストシーンでは、車掌が二人に声をかけても起きず、小指に赤い糸を付けた二宮 繭の手が死んだようにぶら下がることから、青海川駅から乗った普通列車の車内で心中したと私は思いました。

「高校教師」の原作・企画・脚本を担当した野島伸司は「 見る人の判断にゆだねたい。」「死んだか生きているかは、その人の想いに任せます。」「ただひとつ言えることは、ラストシーンはハッピーエンドであった。」とのこと。