2022年8月28日の福山城築城400年記念日に向け、2020年9月30日(水)から改修工事を開始！
こんにちは。まゆりんです。
市民のシンボルであり、城郭（じょうかく）史上価値ある福山城は2022年に築城（ちくじょう）400年を迎えます。
2022年8月28日（日）の福山城築城400年記念日に向け、2020年9月30日(水)から改修工事を開始しました。
福山城築城400年を契機として、先人の歩みや大切にしてきた思いを、あらためて振り返ることができます。
福山城をはじめ、福山市全体の歴史や文化資源等の価値を再認識し、磨き上げ、その魅力を福山市内外に発信することで、「城があるまち福山」の魅力を感じることができます。
天守の耐震改修と外観復元を中心に夜間景観照明や周辺の道路整備などを行うハード整備！
福山城天守の耐震改修と外観復元を中心に夜間景観照明や周辺の道路整備などを行うハード整備と、福山城の魅力をさまざまな角度から発信するソフト事業の2つを柱に、福山城や福山市の歴史や文化的価値を見つめ直し、魅力を次代につなげる記念事業に取り組みます。
令和の大普請(だいふしん)は1966年の再建後、初めての大規模な整備となります。
天守外観は再建前の往時の姿を可能な限り復元し、エレベーターを設置するなどバリアフリーにも配慮し、福山城博物館の展示もリニューアルします。
天守や伏見櫓(ふしみやぐら) 、その他の城郭建造物に夜間照明を設置し、一連の整備により、周辺の文化施設や商業施設と一緒に回遊できる、賑わいあふれる場所をめざします。
福山城の大規模改修が本格化し、2021年1月下旬には天守が工事用の足場などで完全に覆われました。
2022年の築城400年に向けた事業の一環で、福山市はそばに見学所を設けるなどして工事中も城の魅力をPRし、2022年8月の再オープンに向け、機運を盛り上げる各種のイベントも開きました。
大規模改修は1966年の再建後初めてのことで、天守と月見櫓（やぐら）、湯殿、鏡櫓の耐震改修と外壁の塗り直し、傷んだ瓦の取り換えを予定しています。
1622年築城当時は防御が手薄な北側を砲撃から守るため、最上階を除く壁一面に鉄板が張られていましたが第二次世界大戦末期の1945年8月8日深夜に福山大空襲で天守が焼失し、1966年の再建後は鉄板を張りませんでしたが、今回は鉄板張りも復元します。
天守内の福山城博物館の改修も始まり、今までは古墳時代以降の市の歴史を幅広く紹介していましたが、築城した初代福山藩主の水野勝成（みずの かつなり）や、幕末の藩主阿部正弘（あべ まさひろ）らの功績を伝える資料などに一新します。
耐震改修などを含めた全体の事業費は13億円で、期間中は天守前広場にも立ち入れないため、最初に東西北の3方向から工事の様子を一望できる見学スペースをそれぞれ設け、新たにプレハブの見学所を設け、小型無人機ドローンで定期的に撮影した改修の様子をモニターで紹介し、傷んだ瓦なども展示しました。
水野勝成は1622年8月28日、幕府に城の完成を報告したとされ、福山市は2022年の8月28日を築城400年の記念日として再オープンの日に設定し、今後は楠山城に親しむ各種の官民イベントを節目ごとに城周辺で開きます。
福山市の渡辺真悟・築城400年事業推進担当課長は「城の大規模改修は全国でもなかなか見られない。変化していく城の姿をぜひ見に来てほしい」と呼び掛けました。
福山城は徳川家康の従兄弟である水野勝成が毛利氏など西日本の有力外様大名（とざまだいみょう）に対する抑えとして築いた城です。
一国一城令（いっこくいちじょうれい）が徹底されていたこの時期としては異例の築城で、大規模な新規築城としては近世城郭でもっとも新しい城です。
水野勝成が改易（かいえき）になった後は、幕末の動乱期にあって安政の改革を断行した阿部正弘を排出した阿部氏の居城となりました。
現存する建造物としては伏見櫓と筋鉄御門（すじがねごもん）があり、このうち伏見櫓は福山城の築城時に伏見城から移築されたもので現存の櫓では最古の建築です。
福山城は、JR福山駅のすぐそばにあるため、新幹線や福塩線（ふくえんせん）のホームからも見ることができるため2022年8月28日以降が楽しみです。
まとめ
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