家庭で母親が作る料理のように何杯飲んでも飽きない味わいのコーヒーを求めた『土居珈琲』!
こんにちは。まゆりんです。
コーヒーを作る時に最初に考えなければならないことは、どういう味のコーヒーを作るかということです。
自分がおいしいと考えるコーヒーを作ればいいのではと多くの人は考えるかもしれませんが売り上げを考えなければならないため、言葉でいうほど簡単なことではありません。
1971年に土居博司氏が創業したコーヒー会社『土居珈琲』!
1970年代のコーヒー会社の常識は喫茶店にコーヒーを卸すことでしたが、売り上げをあげるためには契約をしてもらう喫茶店の数を増やさなければいけません。
喫茶店が注目するのは『味』ではなく『価格』だったため、コーヒーの納入価格が他よりも安くなければなかなか取引してもらえませんでした。
喫茶店が求める価格の安いコーヒーを作ろうとすれば、使える生豆(きまめ)は限られてきます。
1971年に土居博司氏が創業したコーヒー会社『土居珈琲』は最初から理想とするコーヒーの具体像を明確に持っていた為、市場に合わせたコーヒーを作る道を選びませんでした。
土居博司氏の母親は家で子どもたちに食事を作ることが滅多にない、家庭を顧みない人だったため、家庭の料理の味を大人になってからも強く追い求めていました。
土居博司氏が理想としていた家庭の味は、いつも温かく自分を迎えてくれると同時に決して飽きないものでした。
土居博司氏が思い描いた母親が作る料理のように、何杯飲んでも飽きない味わいのコーヒーを求めた為、使用する生豆(きまめ)もランクの高いものばかりを使い、『土居珈琲』の味は生まれました。
土居博司氏が理想とするコーヒーを作るためには、特別な焙煎釜を必要とし、『土居珈琲』の珈琲工房には6台の釜があり、すべて自分で選び、組み上げました。
土居博司氏が選んだ釜は、大量の生豆(きまめ)を効率よく焙煎できる大きなものではなく、一度に少量しか焙煎できない小さな釜です。
土居博司氏が亡きいま、土居博司氏が愛用した焙煎釜やコーヒーづくりにかける想いと技術を息子である土居陽介をはじめ、スタッフ一同が継承しました。
『土居珈琲』の『人気銘柄セット』を注文!
私は『土居珈琲』の『人気銘柄セット』を注文しました。
奇跡の農園の銘柄 『グァテマラ カペティロ農園』と100の歴史を積み重ねた農園 『エルサルバドル ラ・レフォルマ農園』のセットでした。
グァテマラ カペティロ農園
|
★グァテマラ国内の数あるコーヒー農園のなかで奇跡の農園と称されます。 ★料理王国100選にて、3年連続優秀賞に選ばれた銘柄です。 |
||
---|---|---|---|
エルサルバドル ラ・レフォルマ農園 |
★完熟したコーヒーの実のみを選別し、一粒一粒丁寧に収穫しています。 |
『エルサルバドル ラ・レフォルマ農園』のすっきりとした味わいに魅了されました。
香りと甘みが豊かで、苦みは抑えられていて、酸味も控えめで、味と香りに満足しました。
『グァテマラ カペティロ農園』の時間とともに変化していく味わいに魅了されました。
一口飲んでみるとフルーティな甘い香りが鼻やのどを駆け巡り、飲み進めていくと、少しずつ華やかな酸味が感じられました。
まとめ
必ずしも、すべての人に「おいしい」と評価されているわけではありません。
『土居珈琲』が、コーヒーづくりの現場で追求していることは正しさです。
生豆(きまめ)は最上の品質のものを採用し、焙煎の鮮度を新しい状態で届けています。