誰もがどこかで聴いたことがある心に残る詩を生み出した昭和初期の童謡詩人「金子みすゞ」!
こんにちは。まゆりんです。
私は山口県観光といって思い浮かべるものは、2015年にアメリカのテレビ局CNNが発表した「日本で最も美しい場所31」のひとつに選出された、山口県長門市(ながとし)にある「山口県元乃隅稲成神社(もとのすみじんじゃ)」。
みすゞの生誕100年を記念し、山口県長門市の生家跡に造られた「金子みすゞ記念館」なんです。
ACのCMで話題になった「金子みすゞ」の「 こだまでしょうか」!
東日本大震災後にACのCMで「金子みすゞ」の「 こだまでしょうか」が繰り返し流れたことで山口県長門市にある「金子みすゞ記念館」に大変興味を持ちました。
こだまでしょうか |
『遊ぼう』っていうと『遊ぼう』っていう。 『ばか』っていうと『ばか』っていう。『もう遊ばない』っていうと『遊ばない』っていう。 そうして、あとでさみしくなって、『ごめんね』っていうと『ごめんね』っていう。 こだまでしょうか、いいえ、だれでも。 |
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「たった一言で、人は傷つき、たった一言で、人は微笑むので自分がやさしく話しかければ、きっと相手も、おだやかに答えを返してくれる」。
ことばは、人から人へこだまします。
「こだまでしょうか」のCMは、2011年の第64回広告電通賞 テレビ広告公共部門 優秀賞、第28回2011年ユーキャン新語流行語大賞 トップ10に選ばれました。
誰もがどこかで聴いたことがある心に残る詩を生み出した昭和初期の童謡詩人「金子みすゞ」!
「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」など、誰もがどこかで聴いたことがある心に残る詩を生み出した昭和初期の童謡詩人「金子みすゞ」。
「金子みすゞ」の本名は、「金子 テル」といい、大変美しい人でした。
「私と小鳥と鈴と」では、鈴と小鳥と私と、それぞれの特色の中に生きているすばらしさを歌いあげています。
私と小鳥と鈴と |
私が両手をひろげても、 お空はちっとも飛べないが 飛べる小鳥は私のやうに、 地面を速くは走れない。 私がからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴は私のやうに たくさんな唄は知らないよ。 鈴と、小鳥と、それから私、 みんなちがって、みんないい。 |
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元内閣総理大臣安倍晋三が書いた「金子みすゞ像」と「みんなちがってみんないい」。
「みんなちがって、みんないい」はよく知られたフレーズですが、「私と小鳥と鈴と」の中にあるフレーズです。
「金子みすゞ」は、現在の長門市仙崎(せんざき)で生まれ、幼少期を自然豊かなこの地域で過ごしました。
「金子みすゞ」生誕100年に当たる平成15年(2003年)4月、「金子みすゞ」が幼少期を過ごした書店金子文英堂跡地に「金子みすゞ記念館」がオープンしました。
JR仙崎駅から北へ約1km伸びる「みすゞ通り」にあります。
「金子みすゞ」は大正末期から昭和初期にかけて、26歳で死去するまで、512編の詩を創りましたが、そのどれもが自然や生き物への慈愛に満ちたものでした。
そして、「金子みすゞ」の詩の中に出て来る海や町の風景は、どれも仙崎のものを謳ったものであると言われています。
「金子みすゞ」の足跡をたどり、その業績を顕彰するだけでなく、地域の人々や全国から訪れる「金子みすゞ」ファンの文化活動や創作活動を支援するための交流拠点なんです。
実家跡地に復元された「金子みすゞ記念館」には、26歳という短い生涯の中でつむぎだされた多くの詩や、ゆかりの品が集められています。
「みすゞ通り」に面したおもてに金子文英堂の建物や庭を復元し、その奥の本館棟は、遺稿集や着物などの遺品を展示した常設展示室があります。
パソコンによる資料の検索室があり「金子みすゞ」の生きてきた時代を偲ぶことができます。
2階にあがると、小物や調度品など細部まで再現された部屋があり、詩作にふける彼女の姿が目に浮かびます。
また、「金子みすゞ」の詩の世界を音と光で体感できる仕掛けが施された「みすゞギャラリー」があり、差し出した自分の掌に文字が映し出されるという演出もあります。
私の手ですが「金子みすゞ」の「わらい」が映し出されて面白いです。
わらい |
それはきれいな薔薇いろで、 芥子つぶよりかちいさくて、 こぼれて土に落ちたとき、 ぱっと花火がはじけるように、 大きな花がひらくのよ。 もしも泪がこぼれるように、 こんの笑いがこぼれたら、 どんなに、どんなに、きれいでしょう。 |
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古くから漁業、海運の中心として栄えてきたこの町は、童謡詩人「金子みすゞ」の故郷としても知られています。
「金子みすゞ記念館」は、仙崎駅から徒歩5分のところにありました。
私は、「金子みすゞ」の詩の世界に浸りながら、ひとりの女性として精一杯生き抜いた当時の時代背景も同時に知ることができました。
施設名 |
金子みすゞ記念館 |
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住所 | 山口県長門市仙崎1308 | ||
連絡先 |
Tel:0837-26-5155 Fax:0837-26-5166 E-Mail:misuzu@city.nagato.lg.jp |
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入館料 |
・通常料金 一般/350円 小中高校生/150円 ・団体料金(20名以上) 一般/300円 小中高校生/100円 |
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開館時間 |
9時00分~17時00分(入館は16時30分まで) 休館日 12月29日~1月1日 |
世界に羽ばたくダウン症の天才書家である「金澤翔子」の作品も展示!
歌碑は、作詞家や作曲家や歌手や建立者の熱い思いが凝縮された形で堂々と鎮座しています。
上山 雅輔(かみやま がすけ)が作詞し、鈴木 静一が作曲し、轟 夕起子が歌唱した「お使いは自転車に乗って」の歌碑が「金子みすゞ記念館」の庭に鎮座していました。
世界に羽ばたくダウン症の天才書家である「金澤翔子」の作品も展示!
「金子みすゞ記念館」では、世界に羽ばたくダウン症の天才書家である「金澤翔子」の作品が展示されていました。
金澤翔子 |
書家である「金澤泰子」が高齢出産にあたる42歳で「金澤翔子」を出産。 「金澤翔子」は、新生児期に敗血症にかかり、後にダウン症と診断される。 その事実を知った「金澤泰子」は我が子と共に死のうとも考えましたが、夫の熱心な想いと遅咲きながらも少しずつ育っていく子の姿を見て思いとどまった。 「金澤翔子」の書道は母の師事によるものから現在の作風に至っている。 講演会や個展、席上揮毫などに「金澤翔子」が出席する際には必ず「金澤泰子」が同席している。 271文字の般若心経を練習し、字を見て「金澤翔子」の父親が誉めた。 「金澤翔子」の趣味は、カラオケとプール。 |
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まとめ
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